喜びがあなたのもとに！―クリスマスへのカウントダウンサンプル

マリヤは少し年上のヨセフと同じ村で育ちました。もしかしたら二人は遠くからお互いに見とれていたかもしれません。ひょっとするとヨセフはいとしいマリヤが成長するのを待っていたのかもしれません。



ある日の午後のことです。マリヤは結婚式の衣装を作っていたかもしれません。新居で使うタオルを縫っていたかもしれません。マリヤは誰かが部屋にいると感じました。誰か来たかと、見渡したのではないでしょうか。



御使（天使）がマリヤのところにきて言いました。「恵まれた女よ、おめでとう！主があなたと共におられます」



マリヤにとってクリスマスは、主の恵みとは本当は何であるのかを理解する時でした。神様から大いなる恵みを頂いたからといって、一生を幸せに過ごせるわけでも、夢が全てかなう保証があるわけでもないと、マリヤは学ぶのです。とてつもない代償を払う必要が、神様に多いに恵みを頂いた人々にはありました。恵みとは、神様があなたを用いられるということなのです。



若く、無学で、未熟な者を、神様は人類のための大いなる計画に用いられるのです。まさしく、神様の恵みがマリヤの子宮に訪れたように、今という歴史の岐路において、神様に用いられたいと望むすべての人の元に神様の恵みが訪れると、私は信じています。



マリヤにとってクリスマスは、今までとは比べられないほどに、主の存在を理解する時となりました。マリヤは、神様が御自身の一かけを地に生きる者にお授けになった時、神様の恵みが与えられるという現実に直面しようとしていました。神様はもはや、単なる概念でも、日常生活には関与しない神聖な方でもないのです。ガブリエルのメッセージが届いた時、その瞬間までヨセフ以外には頭になかった若い少女の人生に、神様御自身が現れたのです。



神様の恵みを新しい方法で経験することは、私にとってクリスマスにおいて、とても大切なことです。神様が、歴史上のこの瞬間に私を用いることを望まれているだなんて、それは期待を超えるプレゼントをクリスマスツリーの下に見つけるようなものなのです。



イエスに寄り添って生きる新しいライフスタイルを見つけることは、あなたの人生を一変させる、神様からの今年のクリスマスプレゼントです。



クリスマスは「主は私と共にいる……そしてあなたとも。なんとすばらしいことでしょう！」と周りの世界に宣言する時です！