読書プラン情報

新しい年、新しくされる恵みサンプル

New Year, New Mercies

15日中 7日

「毎日、それは必要です。あなたも私も、それなしには生きてゆけいません。「それ」とは何でしょうか。それは、聖霊の内なる働きです。」


いつどこでこれをメモしたか全く覚えていません。どうしてこのメモを見逃していたのでしょう。福音について、私の理解が穴だらけなのを言い訳できません。私の聖書理解において、このメモに書かれたことが欠落しているという事実は、私のキリストにおける生活をかなり惨めなものにしたのは事実です。


神の子としての、私の人生の神学の働きはこのようなものです。まず、私は恵みによって神の赦しが与えられたことを知っていました。そして、永遠の命が約束されていることも知っていました。ただ、それらを自分に与えられた義務として受け止めていることが度々ありました。罪を意識し、罪を自分の人生から排除して、より良い、聖書的な価値観で生きることが、自分の責任であると思いこんでいました。そのように生きようと、何度も試みました。信じてください。でも、結局、できませんでした。何度も何度も失敗して、成功するよりも破滅に向かっているように思えました。イライラし、落ち込むことが増えました。完璧に見えるような人を見ては、自分は実力もないのに有名野球チームにドラフト指名されてしまったように感じたのでした。大学生だったころに経験した、ある瞬間のことを思い出します。その時、私はもういっぱいいっぱいでした。朝六時、デボーションのため(本当はしたくないと思っていた聖書通読の時間を毎日持っていたのです)机に向かうと、涙がでてきました。「神のようには、完全には生きられない!」それでも、毎日読んでいた聖書の、今日の分を読もうと聖書に目を落とすと、そこには、神の恵みで選ばれたローマ人への手紙8章が開かれていました。


私は、むさぼるようにその章を何度も読み返しました。「なぜなら、もし、肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬ外はないからである。しかし、霊によってからだの働きを殺すなら、あなたがたは生きるであろう」(13節)。まるで花火のように、頭の中で御言葉がとどろきました。神は、罪人である私の罪の赦しが、私にとっていかに重要であるかをご存じでした。さらに、罪の赦しだけでは十分ではなく、神は私の中に住まわなければ、私は生まれ変わりの存在となったり、生まれ変わったような働きができないことをもご存じなのでした。


罪は私の心を誘惑し、目をくらませ、足を弱めるので、私には私の内なる聖霊の内住(ないじゅう)と力が必要です。私の問題は罪の罪悪感だけではありません。罪がすべての働きを奪ってしまうことです。だからこそ神は、神の子である私たちに、恵みをそそぎます。確信、証(あかし)、湧き上がる望み、そして聖霊の存在によって揺るぎない強さを私たちに与えるのです。パウロ以上にうまい言葉が出てきません。「あなたがたの死ぬべきからだを、神様は生かしてくださるであろう」(ローマ8:11)

6 8

この読書プランについて

New Year, New Mercies

この十五日間の読書プランを通し、ポール・デービッド・トリップ(Paul David Tripp)が、あなたにそそがれる神の恵み―この恵みは絶対に古びないという真実―を思い起こさせてくれます。より良い人間になろうと「行動」したり、モチベーションを刺激する格言があったとしても、あなたを新しくするには足りないのです。神の正しさに信頼し、神の恵みに頼り、神の栄光のためにと、一日一日を生きていきましょう。

このプランを提供してくださったCrosswayに感謝します。詳細については、次のサイトをご参照ください。 https://www.crossway.org/books/new-morning-mercies-hcj/

YouVersionはCookieを使用してユーザエクスペリエンスをカスタマイズします。当ウェブサイトを使用することにより、利用者はプライバシーポリシーに記載されているCookieの使用に同意するものとします。