読書プラン情報

新しい年、新しくされる恵みサンプル

New Year, New Mercies

15日中 15日

「気まぐれで一時的な人間の愛とは異なり、神の愛は何があっても変わりません。」


私は詩篇のなかでもとりわけ詩篇136編が大好きです。読むたびに圧倒されます。136編が他の詩篇の箇所と異なり、際立っているのは、その反復の技法です。これは本当にすばらしい。詩篇136編は神の人々の歩みの歴史が物語られ、そしてこれが事実であるということを愛せざるを得ません。私は、何度も何度も反復し、何度どころではなく、二十六回も繰り返し伝えているのがすばらしいと思います。一度や二度でなく、二十六回ですよ。さて、神が語られるときはいつも、あなたも私も謙虚に黙って耳を傾ける必要があると思いますが、神が神御自身を繰り返して語られる御言葉を開くとき、どうしてこんなにも繰り返すのか考えて見ましょう。


神はなぜ詩篇ととおして「そのいつくしはとこしえに絶えることがない」と何度も何度も繰り返されるのでしょう。その理由は二つあります。


まず最初の理由は、これ以上に根本的で土台となる聖書の価値観がないためです。またこれに勝る個人的な愛情表現もありません。聖書の価値観とはなんでしょうか。それは、愛なる神が、愛のゆえに極端な犠牲によって、神の愛の国を立て上げ、愛ゆえに私たちの罪を赦し、私たちを神の愛の家族の一員とするために、愛なる神の唯一の息子をこの世に送られたことです。堕落した人類すべての希望は、ただこのことにかかっています。すなわち、この世を永遠に御支配され、贖い、赦し、和解し、悔い改めさせてくださる愛を届ける救い主が来られることです。この愛なくては、聖書はただの興味深い話と、役立つ原則の書物にしかすぎません。聖書は、この愛ゆえに、罪の破れを回復させる力があるのです。


そして次に、神が繰り返し語られる理由は、私たちがこの種の愛を人生で経験していないためです。人は常に自分自身の経験からしか、新しいものを理解できません。私たち人間の経験した愛は、すべて何らかの形で欠けがあります。完全ではないのです。しかし、神の愛は違います。神の愛は完全かつ永遠なのです。それは信じる者の人生でもっとも驚くべき現実です。神は私たちに完全な愛を置かれ、二度とそれを取り除くことはありません。そこに、人生がどんなに辛くて、どんなに弱いように感じられても、続ける理由があるのです。


さらに学ぶ Paul David TrippによるNew Morning Mercies: A Daily Gospel Devotional

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この読書プランについて

New Year, New Mercies

この十五日間の読書プランを通し、ポール・デービッド・トリップ(Paul David Tripp)が、あなたにそそがれる神の恵み―この恵みは絶対に古びないという真実―を思い起こさせてくれます。より良い人間になろうと「行動」したり、モチベーションを刺激する格言があったとしても、あなたを新しくするには足りないのです。神の正しさに信頼し、神の恵みに頼り、神の栄光のためにと、一日一日を生きていきましょう。

このプランを提供してくださったCrosswayに感謝します。詳細については、次のサイトをご参照ください。 https://www.crossway.org/books/new-morning-mercies-hcj/

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