読書プラン情報

「完璧にはいかない」子育てサンプル

Imperfect Parenting

6日中 6日

子供の行動をただ見守る



子育ての希望とインスピレーションは、子育ての先輩から得られます。道が険しくなったら、希望と励ましが与えられます。私たちが「もうダメ、限界だ」と感じるときに、天の父はこう言われます。「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる」(コリント人への第二の手紙12章9節)私たちが最も弱い時にこそ、神の力が最もよく働きます。



子育てが大変な時期の一つは、子供が小学校高学年から高校生くらいの時です。この時期は子供の態度が変わり、親から離れていくのを感じます。それは子供が健全で、責任感のある、独立した大人になるために自然な過程です。では、親が唯一できることは何でしょう?子供の行動をただ見守ることです。



良い選択をする力を付けるために、子供に選択させ、その結果を体験させましょう。例えば、10歳児がお菓子にお小遣いを使い果たし、翌週まで何も買えなくなったとしても、好きなようにさせます。長い目で見れば大したことではありませんが、子供はこの過程から学ぶでしょう。



子供には信仰についての質問をさせてあげましょう。子供はみんな信仰について疑問を持っています。質問するのは答えが知りたいからです。もし、答えがわからなければ、ためらわずに「わからない」と言って、調べてみましょう。私たちも子供をもっとよく知りたい、子供の言動がどこから来るのか知りたいと考えているのですから、子供が話している時は、おもに聞き手になってください。



失敗から学ばせましょう。これは親にとって、とても難しいことです。親は人生経験から、子供の選択の結果が予想できます。けれども結果をいつもコントロールしていたら、子供はどうやって学ぶでしょうか?例えば、夏のアルバイトが朝6時から始まるとします。何日か寝坊しても自分で責任を取れば、そこから大切なことを学ぶでしょう。



ただ見守るというのは、諦めることでも干渉しないことでもありません。ただし、口を出さずに見守る場合は、時を見極める必要があります。それは成人した子供に対しても同じです。適切な時を判断するために、考えてみてください。「この失敗から立ち直るのは難しいだろうか?」もし答えが「ノー」なら、口を出すのはやめましょう。そして答えが「イエス」なら、子供のお願いは断り、成人した子供には助言してあげるべきです。



つまり私たちは、親になった瞬間から「ただ見守る」プロセスを始めなければいけません。これは正にプロセスです。子供に大変な思いをさせたくない、子供を守りたい、という親の本能に反するからです。ですから親である私たちは、次の御言葉(みことば)を座右の銘にしましょう。「わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる」(ピリピ人への手紙4章13節)苦労はしばしば親と子の両方に、素晴らしい実を結ばせてくれます。


5

この読書プランについて

Imperfect Parenting

完璧な子育てにこだわり、夜も眠れない人たちがたくさんいます。最良の親でいなければ、と思うあまり子供をダメにしないか不安になるかもしれませんね。幸い、神は天の父であり、地上で子育てをする私たちを導いてくださいます。この6日間のプランでは、子育てに役立つ大事なことをいくつか学びます。

YouVersionによって作成、提供されたオリジナルの読書プランです。

YouVersionはCookieを使用してユーザエクスペリエンスをカスタマイズします。当ウェブサイトを使用することにより、利用者はプライバシーポリシーに記載されているCookieの使用に同意するものとします。