読書プラン情報

「完璧にはいかない」子育てサンプル

Imperfect Parenting

6日中 3日

関係性を第一に考える



使徒パウロは、ローマ人への手紙3章23節にこう書いています。「すべての人は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており......」つまり、子供たちも含め、誰でも間違いを犯すということです。その結果が大きな問題になることもあれば、そうでないこともあります。子供が悪い事をしたときに教え導くことは親の役目ですが、何よりも子供との良好な関係を第一に考えなければなりません。関係性を第一にすることを学ぶうえで、次のことを考慮してください。



忘れてはいけないこと

子供が悪い事をしたり罪深い選択をしたときに、親が気持ちを切り替えるのは、なかなか難しいものです。私たちは子供の罪深い行動にがっかりして、かつて私たちも子供だったことを完全に忘れてしまいます。家で父親や母親の帰りを待っていた時の気持ちを覚えていますか?できるだけ親身になって子供の気持ちを考えてあげましょう。イエスが私たちをゆるされたように、私たちも子供をゆるしましょう。(エペソ人への手紙4章32節)ほとんどの場合、子供はわざと悪い事をしているのではありません。私たちと同じように、ただ人間関係で奮闘しているだけです。



先の見通しを持つ

ほとんどの家庭では、子供の安全と人生の選択を助けるためのルールを決めています。中には生涯守り続けるべき大事なルールもあれば、時期や状況に合わせて決めるルールもあるでしょう。ただし、厳し過ぎるルールは、反抗の原因になることがあります。そんなときはルールの目的と必要性を考え直してみてください。一度決めたルールを「緩める」のは、親のプライドが邪魔したり、子供が親を見下すようにならないか心配になったりするかもしれません。しかし、そんなことよりも、これからの子供との関係にとって一番良いことをするべきです。



親への当てつけではない

これは子育てをするうえで難しいことですが、しっかりと理解してください。子供は親に対して悪い事をしているのではありません。私たちは、子供の行動が親への当てつけだと思ったり、子供がわざと親を困らせようとしているように感じてしまいます。しかし、そうではありません。先に触れたように、子供は人間関係の問題に対処しているだけです。ですから私たちが罪悪感を与える必要はありません。子供が必要なのは、自分を甘やかす人が誰もいない世界で、どう生きるか模索していることを理解してくれる親です。



子供の頃の気持ちを忘れてはいけません。「はばかることなく恵みの御座に近づこうではないか」(へブル人への手紙4章16節)とあるように、私たちはあわれみと恵みを受けるために、神に近づくことができます。同じように子供が神に近づけるよう促せる親でいましょう。子供が成長する過程で失敗はつきものです。子供が落ち込んでいるとき、常に子供との関係を第一に考えることを覚えておいてください。


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この読書プランについて

Imperfect Parenting

完璧な子育てにこだわり、夜も眠れない人たちがたくさんいます。最良の親でいなければ、と思うあまり子供をダメにしないか不安になるかもしれませんね。幸い、神は天の父であり、地上で子育てをする私たちを導いてくださいます。この6日間のプランでは、子育てに役立つ大事なことをいくつか学びます。

YouVersionによって作成、提供されたオリジナルの読書プランです。

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