感謝を捧げる ー ポール・トリップの日々のデボーションサンプル

私たちの誰もがよくしでかしてしまうことが、もう一つあります。それは、間違ったところに人生を見つけようとすることです。実際には上を見上げることでしか人生を見つけられないときに、横を見て見つけようとしてしまうのです。どういう訳か、私たちは皆、創造された世に目を向けて、人生を求める傾向があるのです。私たちは自分だけの「〜でさえあれば」という「タラレバ　カタログ」を持ち歩いています。「結婚していれば、幸せなのに。」「あの仕事を手に入れてたら、満足していたのに。」「あの家が買えれば、他のものはいらないのに。」「結婚生活が円満になれば、大丈夫なのに。」「子どもがうまく成長してさえくれたら、それでいいのに。」「……を達成できたら、他に何もいらないのに。」「家計がもっと安定したら、もう不平は言わないのに。」

生きる意味、平安、喜び、希望、心をずっと満たしてくれるものを求める場所は、あなたの「タラ、レバ」の反対側にあります。問題は、あなたを満たしてはくれないものにいつまでもお金を浪費し、決してあなたを満足させてくれないもののためにがむしゃらになり過ぎていることです。あなたが肥満や中毒や借金から解放されないまま、いまだに満たされない思いの中にいるのは、霊的に混乱し、めちゃくちゃな状態になっているからです。なぜそうなってしまうのか？その答えは、この世はあなたを救うものには決してなれないから、です。目に見えるもの、耳で聞こえるもの、行ける場所、体験できること、人間関係、それら一切を含む、この物理的な、創造された世界は、あなたの心を満たすことはできません。この物理的な世は、あなたの心に満たしと安息を見いだす唯一の場所を指し示すために、神によってデザインされた大きな人差し指です。神に、ただ神のみに、安息を見つけたとき初めて、あなたの心は安息するでしょう。

イエスは次のようにおっしゃいました。「自分の持ち物を売って、施しなさい。自分のために古びることのない財布をつくり、盗人も近寄らず、虫も食い破らない天に、尽きることのない宝をたくわえなさい。」（ルカによる福音書 12:33）。あなたが今日、命を与えてくれると期待して心を留めるものは何ですか？心の平安と安息をあなたはどこに求めますか？希望を与え、励まし、継続する力を与えてくれるものを求めて、あなたはどこに手を伸ばしますか？あなたはどこに目を向けて、創造主のみが与えられるものを得ようとするのでしょう？霊的な空腹を決して満たしてはくれない、どんなパンをあなたは今日、買いに行くのでしょうか？

キリストにあって既に与えられているものを、なぜ必死になって創造物の中に探すのですか？イエスがあなたの救い主としてすでに来られ、あなたの必要の一切を恵みによって満たしてくださっているのに、なぜ、この堕落した世にあなたの救いを求めるのですか？