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感謝を捧げる ー ポール・トリップの日々のデボーションサンプル

Paul Tripp's Daily Thanksgiving Devotional

12日中 7日

一緒に少し考えてみましょう。あなたは祝福の人生を歩んでいますか、それとも不平不満の人生ですか?不平を言うのは簡単です。誤りを見つけるのもたやすいことです。不満を抱くのも、思い通りにいかないことを見つけるのも、とても簡単です。イライラしたり、我慢の限界だと思ったりするのも、たやすいことです。人生の困難についてたらたら愚痴をこぼすのも簡単です。鬱憤をためるのも簡単です。



どうしてこのようなことは簡単なのでしょう?そうですね、それがたやすいのは、罪がいまだに私たちに、自分がすべてだ、と思い込ませているからです。罪は実に、根本的に自分本位なので、私たちは皆、自分の世界を自分の欲望、必要、感情といった狭い枠組みに封じ込めてしまう傾向があります。そして、人生の良し悪しを、望んでいるものが実際どのくらい得られるかによって判断しがちになります。日常的に、神を忘れ、自分主義の暮らしを送る誘惑にかられてしまいます。自分を世界の中心におく限り、不平不満の種は山ほど見つけられるでしょう。



人々や物事が神の御心とおりに機能していない、堕落した世界に住んでいるというのもまた事実です。この世は実にひどく壊れています。この世で生きることは実に困難が伴います。あなたは多かれ少なかれ、あらゆる種類の困難に直面します。人々はあなたを失望させ、あなたの人生を困難にします。障害物が道を阻むでしょう。いろんな方法で、堕落した世界は来る日も来る日もあなたの生活に入り込んでくるでしょう。堕落した世がもたらす困難を自己中心の罪と混ぜ合わせると、大失敗のレシピになります。もしそうでないとしても、少なくとも、不満だらけのみじめな人生となるでしょう。



聖書は不平不満を言うことを、ささいなこととはみなしていません。申命記一章でモーセは、いかにイスラエルの民が自分たちの人生について「つぶやいた」(不平を言った)かを、そしてその「つぶやき」の中に根付いていたのは、神の寛大さや知恵に対する疑いであることを順を追って語っています。神は、民の不平は神への反逆であると評価しています。民は、神から示され、そのための力を与えられたことをするつもりがないことを明らかにしました。あなたの心に喜びがあるか、それとも不満があるかで、あなたが神を信頼し、御心を行う意思があるかどうかが形作られるのです。



不平を言うことは神の恵みを忘れさせます。神のご臨在を無視します。神の約束の麗しさを見逃すことになります。不平を言うことで、神のすばらしい創造の御業を見過ごしてしまいます。神の寛大さ、真実、愛に疑問を持つことにつながります。神が今ここにいて、気遣ってくださっているのかを怪しむようになります。あなたが神を信じ、存在するすべてのものを神は支配されると信じるなら、あなたの口からでるあらゆる不平は、最終的に神への不平であることを認めなければなりません。そうです、不満を口にするのはあまりにも簡単です。私たち一人一人に降り注ぐ日々の祝福を忘れてしまうのは、いとも簡単です。私たちがためらいもなく不平を口にすることは、イエスが私たちのために、不平もなく、自ら進んで死んでまで与えてくださった、赦しと救いの恵みのもう一つの原因なのです。

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この読書プランについて

Paul Tripp's Daily Thanksgiving Devotional

サンクスギビングデー(感謝祭)は、神の深い恵みによって私たちに与えられた、すべての良いことを思い起こす時です。しかし、ともすると、この時期の忙しさにかまけて、神からの多くの恵みに感謝する時間を取ることを忘れがちです。ポール・デイビッド・トリップ(Paul David Tripp)のこの一日につき5分ほどの短いデボーションを読んで、励ましを受け、一日を通して神の慈愛を思いめぐらしてみましょう。

このプランを提供してくださったCrosswayに感謝します。詳細については、次のサイトをご参照ください。 https://www.crossway.org/books/new-morning-mercies-hcj/

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