読書プラン情報

喜びを取り戻すサンプル

Recovering Your Joy

5日中 2日

いつも喜びなさい



ピリピ人への手紙4章6節を読みましょう。



喜びは私たちが生きるために必要不可欠なものです。人生に喜びがなければ、人生は打ちのめされるような、あまりに重く、つらいものになります。ある研究では、喜びがあるほど生産的でいられることが示されています。私が読んだUSニューズ&ワールド・レポートの記事によると、ある企業では「喜びのためのコンサルタント」を雇い、喜びを鍛え、従業員の生産性を向上させているそうです。事実、生きていく上で喜びがあるならば、活力が増し、想像力が高まり、生産性が上がるのです。



たった4章からなるこの短めの書、ピリピ人への手紙の中でパウロは「喜び」という言葉を16回使っています。驚くべきことに、パウロは休暇でカリブ海へ行ってこの手紙を書いていたわけではありません。彼はローマで投獄され、死刑に処されるのを待っている状況でした。その最悪の時期にパウロは、聖書の中で最も前向きな書を書き記したのです。



ピリピ人への手紙の中でパウロは、喜びを高める6つの方法を述べています。それは落胆した気持ちを発散させ、憂うつな気持ちを引き上げる助けになります。覚えやすいように、その6つのポイントを私はこのような文字にまとめてみました。「JOYFUL(喜び)」です。この読書プランでは、最初の3文字を見ていきます。



J―Jettison(投げ捨てる)過去の後悔は投げ捨てる。

「投げ捨てる」とは、不要なものを捨てる、破棄する、排除する、取り除く、という意味です。パウロは言います。もし人生を楽しみたいのであれば、何かを取り除く必要がある、なぜならそれがあなたを疲れさせ、重荷を負わせすぎるからだと。聖書にはこのように書かれています。後悔していることを手放しなさい、と。それは神がしてくださることだからです。私たちが罪を告白するならば、神はその過ちをゆるす、という選択をしてくださいます。喜びのために、最初にするべきことは、私たちが過去を手放すことです。ピリピ人への手紙3章13節には「ただこの一事を努めている。すなわち、後のものを忘れ、前のものに向かってからだを伸ばしつつ」と書かれています。



O―Omit(省略する)将来の心配はすべて省く。

今という時を楽しむのであれば、将来の心配はすべて省かなければなりません。確実に、気苦労が喜びの最大の妨げになります。喜びにあふれながら、同時に心配することはできません。パウロの防御策は、このみことばです。「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。」(ピリピ人への手紙4:6)あなたは悩むこともできますが、祈ることもできるのです。



Y―Yield(ゆだねる)神の目的に自分自身をゆだねる。

仮にあなたが漂流し、自分がどこから来てどこへいくのか知らず、なぜそこにいるのかわからないとすれば、そこに喜びなど持てないでしょう。私たちは皆、生きる上で何のために生きているのかという自分よりも大きな理由が必要なのです。自分自身のために生きていることは喜びにつながりません。



パウロがすべてを失った時でさえも、彼から奪い取ることができなかったことが1つありました。それは彼の人生の目的です。ピリピ人への手紙1章21節の中でパウロは述べています。「わたしにとっては、生きることはキリストであり、死ぬことは益である。」



喜びに満ちた人生を歩みたいのであれば、あなたは、神から与えられた人生の目的に沿って生きる必要があります。あなたが作られた目的のために生き始める時、人生は意味をなし、喜びを容易に見いだすことができるようになるのです。
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この読書プランについて

Recovering Your Joy

人生に喜びを求めているのなら、スケジュールにはバランスが必要です。リック牧師が、受けることと与えることについて語ります。与え、受けることによって喜びを取り戻し、失わないようにしましょう。

このディボーション©2014年リック・ウォーレン 複製・無断転載禁止 許可を得て使用しています。

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