読書プラン情報

神の御心を理解するサンプル

Understanding God's Will

3日中 2日

この読書プランの第1日目で、私たちの人生に対する神の御心(みこころ)が何であるかを見た。神が私たちの目先の幸福よりも、この先もずっと続く品性をより重要視しておられることを学んだ。私たちがよりキリストに似たものとなることこそが、私たちの人生に対する神の御心(みこころ)であり、まず神の国と神の義とを求めるならば、他のことはみな収まるところに収まるのだ。


あなたが神を最優先し、心から神を求め、自分の人生と思いを神にゆだねたとしよう。


すると、どうなるか?


それでもまだ、職業、働き、学業、人間関係など、人生における特定の状況において、あなたは神の御心(みこころ)を知りたいと思うかもしれない。神からの導き、ささやき、しるし、何らかの指示を待ち望んでいるかもしれない。


与えられることもあれば、与えられないこともあるだろう。


神から何も語られないとき、どうしたらいいだろう? それは、使徒たちがしたようにすることだ。

「パウロの一行は、聖霊によってアジヤで御言を語ることを聖霊に禁じられたので、フルギヤ・ガラテヤ地方をとおって行った。ムシヤのあたりにきてから、ビテニヤに進んで行こうとしたところ、イエスの御霊がこれを許さなかった。それで、ムシヤを通過して、トロアスに下って行った。ここで夜、パウロは一つの幻を見た。ひとりのマケドニヤ人が立って、『マケドニヤに渡ってきて、わたしたちを助けて下さい』と、彼に懇願するのであった。パウロがこの幻を見た時、これは彼らに福音を伝えるために、神がわたしたちをお招きになったのだと確信して、わたしたちは、ただちにマケドニヤに渡って行くことにした。」(使徒行伝 16章6〜10節)

使徒パウロは間違いなくなによりもまず神を求めた。そして、この時点で導きが必要な者がいるとすれば、まさにパウロであった。なぜなら、イエスについて全世界に伝える、という大きな使命を担っていたからだ。


パウロがしたことはこうだ。「ビテニヤに行き、福音を宣べ伝えよう」と言うパウロに、聖霊はダメだと言った。そこで「では、アジヤ地方に行って福音を伝えよう」と言うが、そこに着くと、聖霊はまたダメだと言う。(具体的には? 詳細はわからないが、パウロがこれらの場所に行くのを妨げる、明らかな障害があったということだ。)


そこでパウロは海辺にある、トロアスという町に下って行った。






画像出典:biblestudy.org


さて、これは興味深い導き方ではないだろうか? 移動していなければ、導かれることはなかっただろう。

パウロはガラテヤでただ座って、聖霊が具体的な指示を与えるのを待っていたのではない。「こうしよう、早速始めよう、これを試してどうなるか見てみよう」と言い、行動する中で聖霊に導かれたのだ。


そして、それ以上進めなくなったとき、パウロはまさに自分がしなければならないことを夢に見たのだ。


動いているとき、つまり目の前にあることをやり続けているとき、私たちはよりよく導かれるものだ。


説教者のデイビッド・ポーソン(David Pawson)はこう言っている。「車の操縦は、止まっているときよりも、動いているときのほうが、常に容易である」と。


自分の人生に対する御心(みこころ)が何なのかわからなくなったとき、どうしたらいいだろうか? 神が自分にどこに行くように望んでおられるのかが分からないときは?


まず、神(の国と神の義と)を求めよう。祈って、神とともに時間を過ごそう。そして、他の人にも祈ってもらい、アドバイスを求め、御言葉(みことば)から神の御心(みこころ)を知ろう……


……そして、とにかくやってみることだ。ただ実行すればよい。


行動しているときに、聖霊に導いていただこう。何もせずに待っていてはいけないのだ。今すぐ祈り、始めよう。もし何らかのしるしを待っているのなら、今がその時かもしれない。行動し、神を信頼する。そうすれば、神はあなたの歩みを確かなものにされるだろう。


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この読書プランについて

Understanding God's Will

特定の状況において、神の御心(みこころ)が何であるか戸惑ったことがありますか? この3日間の読書プランでは、聖書で明らかにされている御心と、個人の人生に対する具体的な御心、その両方を理解する方法を探っていきます。

この読書プランを提供してくださった Awe & Wonder に感謝します。詳細については、こちらのウェブサイトをご参照ください。 https://aweandwonder.in/

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