読書プラン情報

普通であるという祝福サンプル

The Blessing of Ordinary

10日中 3日

チーズとパン

表面的にはダビデ対ゴリアテの話は今回のテーマに反するような物語です。ダビデがゴリアテを殺したのは、神の栄光のために不可能と思われることをするという、最も勇壮な信仰の例ではないでしょうか?


そう、一見すると、この物語は汚れた皿を洗い、芝を刈り、ほこりだらけの居間を拭いている無名で地味な私たちのことを何も語っていないように思えます……が、この日のダビデをよく見てみましょう……。


ダビデはとても朝早く起きました。羊の世話を番人に託し、チーズとパンの荷を積み込みました。そしてサウル王と一緒に宿敵ペリシテ人と戦っている兄たちに、父の贈り物を届けるために出掛けたのです。


何の輝かしいところもなければ、目を見張るようなこともありません。また「巨人を倒したダビデ」として後世に名を残せるようにと神に祈ることもありませんでした。ダビデは目を覚ましたときにゴリアテを意識していたわけではありません。父親に敬意を表してパンとチーズを運ぶ配達係を果たそうと起き出したのです。


後世に残るダビデとゴリアテの対決があったのは、パンやチーズのような普通の生活に対する忠実さがあったからこそです。神はダビデの心をご覧になり、この若者がご自身の御心にかなうものであることをご存じでした。


普通の生活で平安に満たされて過ごすための基本的な秘訣(ひけつ)の一つは、巨人ではなく神を求めることです。イエスはこの真理を伝え「まず神の国とその義を求めなさい」と言われました。私たちの心は、人の目をひく派手なものを求めるのではなく、ダビデが持っていたような神との交わりを追い求めるべきです。


神のためにできるかもしれない「すばらしいこと」を夢想していると、私たちの周りにすでにある神の国の美しさを見落とし、人生は畏敬の念よりも不満に満ちたものになってしまいます。あなたにゴリアテを殺すようにと今日神は言っておられません。しかし優しい言葉をかけること、兄弟に忍耐強くなること、税金を正直に払うことを主は求めておられます。


そしてあなたの家のリビングでほふられた雄牛が祭壇にささげられているのでもない限り、天から火を呼び求めることも期待されていません。これまでに何度も聞いてきたことに反しているように思えるでしょう。このことについては次回からのデボーションで取り上げていきます……。今日のところはまず神を求めましょう。巨人を探すのではなく。

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この読書プランについて

The Blessing of Ordinary

もし自分の霊的な生活をもっと輝かせるべきだというしつこい思いが、聖霊からのものでなかったとしたらどうしますか?このデボーションを読めば、どこか見知らぬもっと青々とした霊的な牧場(まきば)ではなく、今現在の自分の生活にある緑の牧場で人知では測り知ることのできない平安を見いだせるようになるでしょう。さあ、一緒にこれから始まる10日間を通して、普通の生活にあるすばらしさから祝福を見つけ、毎日の生活に満足することを学びましょう。

このプランを提供してくださったMatt Orth氏に感謝します。詳細についてはこちらをご覧ください。 http://www.lesswithoutyou.com/matto/

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