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Everything I Need

3日中 1日

必要なものすべて 私の受くべき分、分け前


「なぜわたしは落ち込んでいるのか。なぜ影がさすのか。
なぜ心さみしいのか。天の家に帰りたくなってしまうほどに。
イエスがわたしの受くべき分。イエスはいつもわたしの友。
主の目は一羽のすずめにさえ注がれている。主はわたしをも見守ってくださる。
わたしは歌う。幸せだから。わたしは歌う。自由だから。
主の目は一羽のすずめにさえ注がれている。主はわたしをも大切に思ってくださる。」
シビラ・D・マーティン(Civilla D. Martin) 、1905


みなさんはどうか分かりませんが、私は「自分の分、分け前」という言葉を聞くと、長年テレビから流れてくるダイエットプログラムの宣伝を思い出して嫌な気持ちになります。「分け前」イコール「食べ物」、「ダイエット」だと感じてしまいます。そして、小食の生活、思う存分食べる機会が奪われることを連想します。ということは、制限して、大好きなピーナツバターとチョコファッジのアイスクリームを我慢したり、チョコレートたっぷりのケーキを一口だけでやめたりしないといけなくなります。「自分の分、分け前」は自分が欲しい量よりも少ない量を意味します。つまり、自分が本当に欲しい量をあきらめなければいけなくて、最終的には満足が得られないということなのです。

「分け前」といえば? ……制限!

シビラ・マーティンが、自由に生活することが難しい障害を抱えながらも、信仰にあふれた幸せな生活を送るクリスチャンの夫婦に出会ってこの美しい歌詞を書いたとき、「わたしの受くべき分」という言葉をどのように考えていたのでしょうか。(この曲の成り立ちを調べてみてください。とても興味深いですよ。)私たちが今日考えるような糖分や炭水化物の食事制限のようなことは考えていなかったと思います。今はやりのダイエットや食事制限のような考え方は、ぜいたくや飽食の文化の中で起きている、本当にごく最近の傾向なのです。 

二十世紀の初めには、手軽に手に入るスナック菓子やシナモンロールなどは存在していませんでした。食事を用意するのはそんなに簡単ではなかったのです。アップルパイ一つをとっても、今のように冷凍パッケージを破って、出来合いの完璧に成形された平らなパイ生地を広げ、かわいい形を切って、丁寧に上にのせれば出来上がりという手軽なことではなく、ずっと手間のかかることだったのです。私の感覚では、1905年に作られた自家製アップルパイは、家族や友人たちとテーブルを囲んで一緒に味わうもので、現代の私たちが考えるよりも、とびきりのごちそうだったはずです。何しろ今なら、近所の大型スーパーに駆け込めば、30分もかからずに手に入るのですから!

実際のところ、「分」という言葉は「分量」を意味します。足りない分量ではなく、完璧な分量です。他の誰のものでもない、私たちそれぞれに対する唯一の分量です。私たちの必要に対してぴったりちょうどの量なのです。名詞としての「分、分け前」の一般的な定義は「個人の取り分、『贈与』や『相続』などで受けとる取り分」です。

『贈与』や『相続』などということは、つまり、自分の力では勝ち取れないもの、神の家族に子供として迎え入れられることによってのみ受け取ることのできる栄誉なのです。イエスこそが私たちの受くべき分です。私たちの受けるべき善き取り分なのです。そして、子供として持つ特権や肩書をすべて盛り込んだ家族の相続なのです。

詩篇16編5節には、「主はわたしの嗣業、またわたしの杯にうくべきもの。あなたはわたしの分け前を守られる。測りなわは、わたしのために好ましい所に落ちた。まことにわたしは良い嗣業を得た。」 とあります。神はすばらしい方なので、私たちは良い嗣業(しぎょう)を得ています。私たちには、身の安全を守り、支えてくれる完璧な分け前が与えられています。そのことにより神の変わらぬまことと御力(みちから)に頼ることができ、嵐を越えて飛ぶことや多くの闘いを戦いぬくことが可能になるのです。私たちに与えられた神からの分け前とその分量は、この世を生きていく上で切実に必要な完璧な贈り物なのです。


ふりかえり

  • 「自分の分」という言葉を聞くと、十分な分量を思い浮かべますか?それとも少ない分量を思い浮かべますか? あなたは十分に満ち足りていますか? どうしてそう感じるのでしょうか? (もちろん食べ物の話ではないですよ!)
  • これまでに自分にちょうどぴったりな分け前はどのくらいの分量なのかと、神に尋ねたことはありますか? もしなければ、時間をとって神に尋ねてみましょう。 その分け前にあずかるのを邪魔しているのは何なのかを神に示していただきましょう。 勇気を出して。 神は忠実な方なのです!
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この読書プランについて

Everything I Need

神は私たちよりも先に進むとともに、後ろからも守ってくださいます。日々の戦いもすでに神の手におさめられています。神は私たちの死角を補い、変化球にも驚かれません。この3日間の読書プランを通して、神があなたの人生に寄り添い、命を完全に満たしてくださるお方であるという真実がはっきりとわかり、励まされるでしょう。

この読書プランを提供してくださったホーリー・マグナソン氏(Holly Magnuson)に感謝します。詳細については、次のサイトをご参照ください。 http://www.hollymagnusonco.com

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