使徒行伝 4:1-20

使徒行伝 4:1-20 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)

彼らが人々にこのように語っているあいだに、祭司たち、宮守がしら、サドカイ人たちが近寄ってきて、 彼らが人々に教を説き、イエス自身に起った死人の復活を宣伝しているのに気をいら立て、 彼らに手をかけて捕え、はや日が暮れていたので、翌朝まで留置しておいた。 しかし、彼らの話を聞いた多くの人たちは信じた。そして、その男の数が五千人ほどになった。 明くる日、役人、長老、律法学者たちが、エルサレムに召集された。 大祭司アンナスをはじめ、カヤパ、ヨハネ、アレキサンデル、そのほか大祭司の一族もみな集まった。 そして、そのまん中に使徒たちを立たせて尋問した、「あなたがたは、いったい、なんの権威、また、だれの名によって、このことをしたのか」。 その時、ペテロが聖霊に満たされて言った、「民の役人たち、ならびに長老たちよ、 わたしたちが、きょう、取調べを受けているのは、病人に対してした良いわざについてであり、この人がどうしていやされたかについてであるなら、 あなたがたご一同も、またイスラエルの人々全体も、知っていてもらいたい。この人が元気になってみんなの前に立っているのは、ひとえに、あなたがたが十字架につけて殺したのを、神が死人の中からよみがえらせたナザレ人イエス・キリストの御名によるのである。 このイエスこそは『あなたがた家造りらに捨てられたが、隅のかしら石となった石』なのである。 この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである」。 人々はペテロとヨハネとの大胆な話しぶりを見、また同時に、ふたりが無学な、ただの人たちであることを知って、不思議に思った。そして彼らがイエスと共にいた者であることを認め、 かつ、彼らにいやされた者がそのそばに立っているのを見ては、まったく返す言葉がなかった。 そこで、ふたりに議会から退場するように命じてから、互に協議をつづけて 言った、「あの人たちを、どうしたらよかろうか。彼らによって著しいしるしが行われたことは、エルサレムの住民全体に知れわたっているので、否定しようもない。 ただ、これ以上このことが民衆の間にひろまらないように、今後はこの名によって、いっさいだれにも語ってはいけないと、おどしてやろうではないか」。 そこで、ふたりを呼び入れて、イエスの名によって語ることも説くことも、いっさい相成らぬと言いわたした。 ペテロとヨハネとは、これに対して言った、「神に聞き従うよりも、あなたがたに聞き従う方が、神の前に正しいかどうか、判断してもらいたい。 わたしたちとしては、自分の見たこと聞いたことを、語らないわけにはいかない」。

使徒行伝 4:1-20 リビングバイブル (JCB)

二人が話しているところへ、祭司たちや神殿の警備隊長、それにサドカイ人(神殿を支配していた祭司階級。ユダヤ教の主流派)たちが来ました。 聞いてみると、二人は堂々と、イエスが死者の中から復活したと話しています。これはまずいと思った彼らは、 二人を逮捕しましたが、もう夕方だったので、一晩、留置場に入れておくことにしました。 しかし、二人の話を聞いた人たちが大ぜい信じ、信者の数は、男だけで五千人に上りました。 翌日、ユダヤ人の指導者たちの会議が、エルサレムで開かれました。 大祭司アンナス、カヤパ、ヨハネ、アレキサンデル、そのほか大祭司の一族もみな顔をそろえています。 ペテロとヨハネは一同の前に引き出され、尋問が行われました。「おまえたちは、何の力で、また、だれの権威でこんなことをしたのか。」 その時、ペテロは聖霊に満たされ、落ち着きはらって答えました。「わが国の名誉ある指導者、ならびに長老の方々。 お尋ねの件は、あの足の悪い男のことで、どのようにして彼が治ったかということでしょうか。 そのことなら、あなたがた、いやイスラエルのすべての人たちに、はっきりお話ししたいのです。この出来事は、あなたがたが十字架につけ、神様が復活させてくださった、あのメシヤ(救い主)、ナザレのイエスの名と力とによるのです。 メシヤのイエスは、まさに『建築士たちの捨てた石が、最も重要な土台石になった』と聖書にある、その石なのです。 この方以外には、だれによっても救われません。天下に、人がその名を呼んで救われる名は、ほかにないのです。」 あまりにも大胆なペテロとヨハネのことばに、議員たちは驚き、たじたじとなりました。二人は明らかに、教育も受けていなければ、宗教の専門家でもないのです。とうとう、イエスといっしょにいたからそうなったのだ、と認めないわけにはいかなくなりました。 その上、実際に足の治った当の男が二人のそばに立っていたのでは、その事実を否定することもできません。 しかたなく彼らは、二人を退場させ、自分たちだけで協議しました。 「さて、彼らをどうしよう。たいへんな奇跡を行ったという事実は、どうにも否定のしようがない。なにしろ、エルサレム中の者たちが知っているのだから……。 だが、これ以上の宣伝活動はやめさせなければならない。今後イエスのことを人前で語ったら、ただではすまないぞと脅してやろう。」 話が決まったところでもう一度二人を呼び入れ、今後いっさいイエスのことを話してはならないと、きつく言い渡しました。 しかし、ペテロとヨハネは、きっぱり答えました。「神にではなく、あなたがたに従うことを、神様が望んでおられるとでもお考えなのですか。 私たちは、イエスの行われたことやお話しになったことを、知らせないわけにはいきません。」

使徒行伝 4:1-20 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳)

ペトロとヨハネが民衆に話をしていると、祭司たち、神殿守衛長、サドカイ派の人々が近づいて来た。 二人が民衆に教え、イエスに起こった死者の中からの復活を宣べ伝えているので、彼らはいらだち、 二人を捕らえて翌日まで牢に入れた。既に日暮れだったからである。 しかし、二人の語った言葉を聞いて信じた人は多く、男の数が五千人ほどになった。 次の日、議員、長老、律法学者たちがエルサレムに集まった。 大祭司アンナスとカイアファとヨハネとアレクサンドロと大祭司一族が集まった。 そして、使徒たちを真ん中に立たせて、「お前たちは何の権威によって、だれの名によってああいうことをしたのか」と尋問した。 そのとき、ペトロは聖霊に満たされて言った。「民の議員、また長老の方々、 今日わたしたちが取り調べを受けているのは、病人に対する善い行いと、その人が何によっていやされたかということについてであるならば、 あなたがたもイスラエルの民全体も知っていただきたい。この人が良くなって、皆さんの前に立っているのは、あなたがたが十字架につけて殺し、神が死者の中から復活させられたあのナザレの人、イエス・キリストの名によるものです。 この方こそ、 『あなたがた家を建てる者に捨てられたが、 隅の親石となった石』 です。 ほかのだれによっても、救いは得られません。わたしたちが救われるべき名は、天下にこの名のほか、人間には与えられていないのです。」 議員や他の者たちは、ペトロとヨハネの大胆な態度を見、しかも二人が無学な普通の人であることを知って驚き、また、イエスと一緒にいた者であるということも分かった。 しかし、足をいやしていただいた人がそばに立っているのを見ては、ひと言も言い返せなかった。 そこで、二人に議場を去るように命じてから、相談して、 言った。「あの者たちをどうしたらよいだろう。彼らが行った目覚ましいしるしは、エルサレムに住むすべての人に知れ渡っており、それを否定することはできない。 しかし、このことがこれ以上民衆の間に広まらないように、今後あの名によってだれにも話すなと脅しておこう。」 そして、二人を呼び戻し、決してイエスの名によって話したり、教えたりしないようにと命令した。 しかし、ペトロとヨハネは答えた。「神に従わないであなたがたに従うことが、神の前に正しいかどうか、考えてください。 わたしたちは、見たことや聞いたことを話さないではいられないのです。」

使徒行伝 4:1-20 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)

彼らが人々にこのように語っているあいだに、祭司たち、宮守がしら、サドカイ人たちが近寄ってきて、 彼らが人々に教を説き、イエス自身に起った死人の復活を宣伝しているのに気をいら立て、 彼らに手をかけて捕え、はや日が暮れていたので、翌朝まで留置しておいた。 しかし、彼らの話を聞いた多くの人たちは信じた。そして、その男の数が五千人ほどになった。 明くる日、役人、長老、律法学者たちが、エルサレムに召集された。 大祭司アンナスをはじめ、カヤパ、ヨハネ、アレキサンデル、そのほか大祭司の一族もみな集まった。 そして、そのまん中に使徒たちを立たせて尋問した、「あなたがたは、いったい、なんの権威、また、だれの名によって、このことをしたのか」。 その時、ペテロが聖霊に満たされて言った、「民の役人たち、ならびに長老たちよ、 わたしたちが、きょう、取調べを受けているのは、病人に対してした良いわざについてであり、この人がどうしていやされたかについてであるなら、 あなたがたご一同も、またイスラエルの人々全体も、知っていてもらいたい。この人が元気になってみんなの前に立っているのは、ひとえに、あなたがたが十字架につけて殺したのを、神が死人の中からよみがえらせたナザレ人イエス・キリストの御名によるのである。 このイエスこそは『あなたがた家造りらに捨てられたが、隅のかしら石となった石』なのである。 この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである」。 人々はペテロとヨハネとの大胆な話しぶりを見、また同時に、ふたりが無学な、ただの人たちであることを知って、不思議に思った。そして彼らがイエスと共にいた者であることを認め、 かつ、彼らにいやされた者がそのそばに立っているのを見ては、まったく返す言葉がなかった。 そこで、ふたりに議会から退場するように命じてから、互に協議をつづけて 言った、「あの人たちを、どうしたらよかろうか。彼らによって著しいしるしが行われたことは、エルサレムの住民全体に知れわたっているので、否定しようもない。 ただ、これ以上このことが民衆の間にひろまらないように、今後はこの名によって、いっさいだれにも語ってはいけないと、おどしてやろうではないか」。 そこで、ふたりを呼び入れて、イエスの名によって語ることも説くことも、いっさい相成らぬと言いわたした。 ペテロとヨハネとは、これに対して言った、「神に聞き従うよりも、あなたがたに聞き従う方が、神の前に正しいかどうか、判断してもらいたい。 わたしたちとしては、自分の見たこと聞いたことを、語らないわけにはいかない」。

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